だんだんと寒くなってくるこの季節。からだが冷えて眠れないという方も多いのではないでしょうか?冷え性の方は、手足が冷えてジンジンと痛むので、なかなか眠れないですよね。今回は、睡眠と冷えの関係性をお伝えしていきます。また、冷え性の方におすすめしたいからだを温める方法についても解説していきます。 1.なぜ冷えると眠れないのか からだが冷えて眠れない方には、体温調節の乱れと自律神経の乱れの2つが関係しています。健康な人は昼間体温が上がっていますが、その体温が夜になって低下しはじめることで眠気がやってきます。しかし、冷え性の方は1日を通してずっと体温が低いままです。したがって、睡眠前の自然な体温低下が起きずになかなか寝付けられません。また、からだがずっと冷えたままだと交感神経が働いた状態になります。通常は眠る前にリラックス効果のある副交感神経が働くのですが、冷え性の方はその逆の交感神経が活発になってしまいます。その結果、夜に眠れなくなるのです。 2.いろいろな方法でからだを温めよう 冷え性の方がぐっすり眠るためには、昼間の体温を高くしてあげることが重要です。体温を上げるためには、以下のような方法が有効です。 ・朝日を浴びる ・適度な運動をする ・しっかり食事を摂る ・温かい服装をしてからだを冷やさない ・寝る1~2時間前に半身浴をする ・眠るときに湯たんぽなどでからだを温める 昼間の体温を高くしてあげることで、睡眠前の自然な体温低下が起きて眠気がやってきます。また、夜になってから極度にからだを冷やさないことが重要です。副交感神経を働かせてリラックスできる環境を整えましょう。