免疫機能を上げよう“ビタミンD”

免疫機能を上げよう“ビタミンD”

新型コロナウイルス感染症予防のため、免疫力を高めることが重要だといわれています。
免疫機能を高め、心身ともに健康な体を維持し、この「withコロナ」時代を健やかに乗り切りたいものです。
3密防止、外出自粛、ソーシャルディスタンスなど、これらを前提とした上で、今の私たちにできることは「手洗い」と「免疫力アップ」で予防をすることではないでしょうか。
今回は、免疫力を上げるといわれているビタミンDについてご紹介します。

Contents

そもそも免疫とは?

免疫とは、体内に侵入した細菌やウイルスなどの有害な物質から体を守る仕組みのことをいいます。体内にウイルスが侵入してきても排除して、病気にならないような働きをしてくれるのが免疫機能です。免疫力が低い人はウイルスに対しての抵抗力が弱いため、感染症だけではなく、様々な病気にかかりやすくなります。一方で免疫力が高い人はウイルスに対する抵抗力が強いため、病気にかかりにくく健康な状態でいることができるのです。

ビタミンDの働きは?

ビタミンDには、カルシウムのバランスを整えるサポート機能や、骨の健康を保つ機能(骨を丈夫にする)があります。また、免疫機能を調節する働きもあり、体内にウイルスが侵入してきた際に不要な免疫反応に抵抗し、必要な免疫機能を促す役割を果たしています。このため、インフルエンザや風邪、肺炎などの感染症への効果も期待されています。

ビタミンDの摂取方法

通常ビタミンは、体内での生成ができないため、食品などから摂取する必要がありますが、ビタミンDは食事だけではなく、日光に当たることによって、80〜90%を体内で生成することができるという特性があります。
私達の皮膚には、ビタミンDになる前のビタミンD前駆体があり、紫外線が当たることによってビタミンDが作られます。そのため、1日20~30分程度の散歩やウォーキングなど、外に出る習慣を作ることをおすすめします。
ビタミンDを多く含む食品
・ 天日干しのしいたけ、木くらげ
・ 鮭、マグロ、サバ、いわし
・ 卵黄
・ 乳製品、チーズ
・ 牛のレバー   など

魚介類、特に魚の皮にもビタミンDは多く含まれているため、皮も残さず食べましょう。
さらに、きのこ類に多く含まれます。ビタミンDは熱に強いので、焼く、ゆでる、揚げるなど様々な調理方法が可能です。

ビタミンD摂取のため、ビタミンDを多く含む食品を摂ることをおすすめしますが、重要に
なるのは1日一定時間以上の日光浴です。
いくら食品からビタミンDを摂取しても日光に
たらなければ活性化したビタミンDを得ることはできません。

梅雨も終わり、ますます太陽が照りつける光が強くなってきます。
日中、なるべく早い時間帯で1日10分以上、日光を浴びながら深呼吸をしたり、軽いスト
レッチやウォーキングをするなどしてビタミンD摂取を意識し生活してみてはいかがでし
ょうか?

(参考)
(1)CareNet「ビタミンD値はCOVID-19の罹患率や転帰に関連する?」
https://www.carenet.com/news/general/hdn/50107
(2)Midtown Clinic「免疫機能にかかわる「ビタミンD」の重要性」
https://www.mtc-nihonbashi.jp/column/doctor_yoshikata/813/
(3)オーソモレキュラー栄養医学研究所
https://www.orthomolecular.jp/nutrition/vitamin_d/

BY MK