健康志向に目覚める、東南アジアの消費者!!

健康志向に目覚める、東南アジアの消費者!!

近年、急激な経済成長を遂げた東南アジア諸国では、中間層の消費が拡大するとともに、健康への関心が高まっています。タイ・フィリピン・マレーシアは生活習慣病、特に糖尿病増加の予防対策として、「甘味清涼飲料に対する砂糖税」を導入しました。このため、国民の消費行動も、加糖飲料から無糖飲料へとシフトしています。

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日本の機能性緑茶に注目が集まる

 東南アジアの国々では、ペットボトルのお茶に砂糖が入っています。ところが、最近マレーシアで、成人の肥満率(BMI25以上)が約15%と急激に増加しました(過去15年で3倍)。 他の東南アジア諸国でも同じような傾向がみられるため、ベトナム・シンガポールでも砂糖税の導入が検討されています。消費者の健康意識が高まるにつれ、ミネラルウォーターや無糖茶系飲料の市場が拡大しているのです。

 特に「血圧を下げる」「脂肪の吸収を抑える」などの効果をうたった、日本の機能性緑茶に人気が集まっています。

シャインマスカットをまとめ買いする富裕層

 日本でも人気のシャインマスカットですが、最近はマレーシアの富裕層を中心とした固定客が、数十ケースをまとめ買いをするようになりました。皮ごと食べられる点が、農薬などへの心配が無いという安心感につながり、食の安全に関心が高い華人系の家庭に大きくアピールしています。

 「孫はこのブドウしか食べない」「親戚や友人に配りたい」という理由で、シーズンごとに大量注文する年配客が増えているそうです。

クォリティの高さが人気の日本製菓子

 「日本の食品輸出展示会」などで、海外のバイヤーが高い関心を示すのは「お菓子」だそうです。

和菓子に限らず、日本のお菓子全般に対して「甘みを抑えていてヘルシー」「美味しい」「製菓技術が高い}」いうイメージが定着しています。

 また商品の個別包装に対しても、「開封した後も、最後まで衛生的に美味しく食べられる」という理由で評価されています。

 今回は、東南アジアの国々の健康に対する意識の変化や、新しい政策についてお伝えしました。日本の商品には、健康面で多くの期待が集まっています。海外への販路開拓や商品のPRでお困りの方々へ。皆さんの貴重な商品やサービスを一緒に世界に広めてみませんか?わが社がサポートできることが多々ありますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

参考

http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr120190456(TPCビブリオテック)

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/180901/feature_001(NNAカンパサール)

BY YI