男性に注意報!? 肥満傾向が警報に変わる前に知って欲しいこと

男性に注意報!? 肥満傾向が警報に変わる前に知って欲しいこと

令和元年には肥満者の割合が男性33%、女性は22.3%となっています。女性には大きな増減はみられないようですが、男性は平成25年の28.6%から4.4%も増加傾向です。肥満は糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を招く原因にもなり得ます。今回は、肥満の目安と適正体重を簡単に知る、2つの方法をご紹介致します。

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【肥満の目安を知れるBMI値】

体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数(成人用)です。なお、お子様の場合は別にカウプ指数(幼児)、ローレル指数(学童)が用いられてます。具体的な計算式は、体重kg÷(身長m)=BMI値となります。

例えば、身長170cm、体重60kgの場合は、60÷(1.7×1.7)=20.76となります。

【適正体重を知りたい場合の計算】

(身長m)×22=適正体重となります。例えば、身長が165cmの場合は、1.65×1.65×22=約59.9kgが標準体重の目安になります。

【判定基準】

日本肥満学会と世界保健機関(WHO)の二通りありますが、ここでは日本肥満学会の判定基準を下記に挙げていますので、ぜひご参考にしてください。

※日本肥満学会はBMI値22を適正体重(標準体重)としています。

BMI値判定
18.5未満低体重(痩せ型)
18.5~25未満普通体重
25~30未満肥満(1度)
30~35未満肥満(2度)
35~40未満肥満(3度)
40以上肥満(4度)

【生活習慣を振り返ろう】

生活習慣病は様々な弊害を引き起こす、リスクファクター(危険因子)となり得ます。しかし実際は、運動習慣を心がけようとしても、仕事や家事、育児などで時間もないと思います。

ストレスが多い社会ではありますが、体は資本であり、健康を損ねてしまえば元も子もありません。ですので、一度立ち止まり、一息つきながら、まず「生活習慣を振り返ってみることから始めていく」のも、とっても素晴らしい心がけだと思います。

参考資料

BMI値 簡単計算

厚生労働省:令和元年国民健康・栄養調査

厚生労働省:身体組成の評価

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